救いの女神 あとがき

最後まで読んでいただきありがとうございました。
ここでは、この作品を書き始めるまでのことや、書き終わった後のことなどを思うまま書き連ねました。
興味のある方だけ、ご覧いただけたらと思います。
およそ10年ぶりの公開となりました。
ノートに構想を描き、書き始めるも、うまく展開できず、ということがずっと続いていました。
言い回しや、設定の不自然さが気になったり、言葉がうまく出てこなかったり…
内容の質はひとまず置いておいて、まずは作品を仕上げてみる。書きたいことを描きたいように書いてみようと思い、できたのが本作です。
書いている最中も、気になる箇所や、もっと膨らませたい箇所はいくつもありました。
ただ、書いているうちに、少しずつスムーズに言葉が出てくるようになってきたような気はします。
【キャラクターについて】
宮原…周囲の期待に応えなければと思い、自分を感情を押し殺して（自分でも自覚なく）頑張ってきた少女。自分の感情を押し殺し続けた結果、『本当の自分を知って欲しい』という隠れた欲求が、マゾヒズムという形で発現。戸惑い、否定しながらも、抗えず…というキャラクターです。
成績優秀でリーダーシップもあり、という設定ですが、作中でもっとそのあたりを表現できればよかった、というのが心残りであり、今後の課題です。
篠田…宮原の部活の後輩。宮原に憧れの感情を抱いているというキャラクターです。
当初は、宮原への所有欲と、心理的負担を少しでも解消したいという2つの思いの間で揺れる後輩、という設定でした。宮原の心理的負担について気づいており、なんとか力になりたいと思いつつも、できないでいる子です。
【ストーリー・当初の構想について】
当初の構想では、後輩に弱みを握られ、脅されながら写真を撮られ、インターネット上に公開される、という内容を考えていました。書き進めているうちに方向性が変わってきたことと、途中で宮原が可哀想になってしまい、最終的に今の形になりました。
ストーリーの結末が決まった時点で浮かんできた言葉を仮のタイトルとし、最終的にそのままタイトルとして使用しました。自分では歯止めが効かなくなり、堕ちていく宮原を、篠田が救う、という意味合いです。
【その他】
更新が止まっている間も、コメントやメールフォーム等でメッセージをくださる方がいて、申し訳ないと思うと同時に、非常に励まされたのを覚えています。この場を借りて、感謝申し上げます。
以前からお越しくださっていた方も、最近知ってくださった方も、少しでも楽しんでいただけたなら、嬉しく思います。
もし感想等あれば、コメントかメールフォームでいただけると大変励みになります。メッセージでなくても、web拍手をいただけると、非常にモチベーションが上がります。
（メールフォームでメッセージをくださった方、直接お礼が言えませんでしたが、ありがとうございます！）
以前のように書けないもどかしさはありますが、今後も少しずつ、投稿していけたらと思っています。
【今後について】
いくつかアイデアを書き出してみたのですが、その中の1つを書き始めています。長さは今回と同じか、少し短めくらいの予定です。ある女性が、隣の部屋に引っ越してきた女子大生と共通の趣味がきっかけで仲良くなる、というものです。
目処がたった段階で、公開していけたらと思っています。しばらく（？）、先の話になってしまうかと思いますが、気長にお付き合いいただけたらと思います。
どうか、今後とも逆転少女をよろしくお願いいたします。