lunatic あとがき

ネタバレを含みますので、まだ本編をお読みでない方はまずそちらをお読みください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
今回は、『寝取られ』をテーマに書いてみました。
ここ最近、一対一ではなく、複数(3人)での関係性についての作品を書くことが多いですが、今回もそのようになっています。
何をテーマとするか、色々と書き出してみたのですが、その中でも『寝取られ』というキーワードが面白いかもしれないと思い、取り上げてみました。
創作でも現実でも、『寝取られ』という性癖を持っているのは男性が多いイメージがあるのですが、実際はどうなのでしょうね。
【登場人物について】
高瀬澪…本作の主人公。
真面目な性格で、一途。
幼い頃にみた深夜映画の影響で、自身が『寝取られマゾ』であることになんとなく気づいてしまいます。
幼心に不安を覚え、記憶を封印しますが、会社の後輩である岩村の出現によってその性癖を思い出し…
当初はもっとハードな責めを受ける構想もあったのですが、書いていて可哀想になってしまい、今回の内容となりました。
小関都…主人公の恋人。
どちらかというと流されやすいタイプ。頼りがいのある人が好みで、高瀬に対しても付き合い始めた当初はそういった印象を持っていました。
高瀬とはまた違った方向性でのM気質を持っており、後輩の岩村につけ込まれてしまいます。
当初は高瀬に対する愛情や申し訳なさを感じていましたが、寝取られマゾとしての高瀬を見るうちに、また岩村からの調教を受けるうちに、気持ちが変化していきます。
主人公を裏切る存在ではあるのですが、書き方によっては『ただの自分勝手な人』になってしまうため、態度や言動を何度か修正しつつ、今回の形になりました。
そういう意味で、3人の中で書くのに一番苦慮した人物です。
岩村すみれ…高瀬と小関の後輩。
入社当時は、小関が彼女の指導担当を務めていました。
小関の指導を受ける中で、小関に対して憧れの感情を抱くようになります。
高瀬と小関の関係に薄々気付き、憧れはやがて支配欲へと形を変えていきます。
【タイトルについて】
タイトルはだいぶ悩みました。
どうしてもしっくりくるものが思い浮かばず、公開直前まで仮名で呼んでいました。
作中に出てきた深夜映画には元ネタがあるのですが、そこから少しだけヒントを拝借して、このタイトルに決めました。
決めるまでに時間はかかりましたが、いざ決まってみると、何となくしっくりきているように感じ、個人的には気に入っています。
【次回作について】
『救いの女神』の後日談を書いています。
宮原と篠田が付き合い始めた後の、甘々な作品となる予定です。
今作がハードな内容だっただけに、その反動もあるかもしれません。
もともと、いつか書こうと思っていたテーマがあったのですが、この二人にピッタリな気がして
、この後日談にそれを盛り込めたらと思っています。
全体の6割くらいは出来ているのですが、仕事が少しバタバタしており、公開まで少し時間がかかるかもしれません。
どうか、気長にお待ちいただけますと幸いです。
コメントやメールフォーム、Twitterなどで励ましのお言葉をいただきますが、本当に励みになります。
返信が遅くなってしまい恐縮ですが、この場を借りて、改めてお礼申し上げます。

コメント

  1. ロム より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    澪のオナニーシーンと都の調教?シーンはかなりエロかったです。個人的には堕とされる直前の宣言がエロイなと思ったり。
    小説の中で貞操帯が出てきたのは初だと思いますが、そういった器具などをどんどん使っていって欲しいと個人的に思ったりします笑
    救いの女神の麻衣の体への落書きなどもそうですが、カチっとハマるシチュがあるとどんどん引き込まれてしまいますね。

  2. slowdy より:

    SECRET: 0
    PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
    >ロムさん
    返信遅くなってしまい、ごめんなさい!
    都からの責めのシーンもそうですが、書いていて自然と言葉が出てくることがあります。
    そういう時ほど書いていて楽しいし、クオリティも高いものが書けているように感じます。
    カチっとハマるシチュに出会えた時は、特にそうなりやすい気がします。
    貞操帯を使うか迷ったのですが、出してよかったです笑
    貞操帯以外にも様々な器具があると思うので、少しずつ、作品の中に取り入れていきたいです。