ポニーガールとご主人様 第四章(7)寸止めカウント

映像が終わる。
「2号、頭上げな」
新田の言葉に、ゆっくりと上体を起こす畑川。

「うわぁ、真っ赤っかじゃん。鼻息も荒いし。どんだけコーフンしてんの」
「す、すみません…」
顔だけでなく、全身に朱が差していた。

「じゃ、約束どおり、映像見せたげるね。ふふっ、見たかったんでしょう?」
「は、はいっ」
何度も頷く畑川。

「ちなみに…アンタが見るのはこっちね」
ノート型パソコンを操作する新田。
さっきとは別のファイルをダブルクリックする。

「わざわざ別バージョンを藤崎センパイに作ってもらったんだよ。アンタ用にね。感謝しなよ?」
「は、はぁ…」

映像が始まる。
談笑するご主人様たちと、そのイスとして使われる女ふたり。
先ほどの映像と同じだった。

くつしたのニオイあてゲーム。
後輩たちにオモチャのように扱われながら、互いに対抗心を燃やす3年生。

見覚えのある光景、聞き覚えのある会話。
新田の言う、別バージョンとはどういうことなのか。

しばらくして、その疑問は解消された。

競争に負けて、私が剃毛されるシーンへと来た時だった。
ニヤニヤしながら私を見下ろす三井。
悔しさを堪えながら、下に履いているものを脱ぐ私。
そんな映像を、畑川は食い入るように見つめる。
しかし…

「えっ?」

違和感。
私の体の一部分が、黒く塗りつぶされているのだ。

股間の部分のみ。
そして、その中央には『検閲』の文字。
戸惑う畑川に、新田が解説する。

「アンタには刺激が強すぎるから、大事なところは黒く塗りつぶしてもらったの」
「そ、そん…」
画面を見つめる畑川の耳元で、新田が囁く。

「中谷センパイがお毛々を剃られちゃうところ、見たかったんだ?でも、ダーメ。そんな簡単には見せてあげないよ」

セーフティハサミが、私の陰毛を短くカットしていく。
とはいえ、黒塗りされているため、実際の様子は見えない。
その分、ハサミの音が生々しく感じられる。

シェービングクリームを私の大事な部分へ塗りたくる、三井。
カミソリで、陰毛が剃られていく。
分かるのは音のみ。
音で、映像を補完する。

「ほら、ジョリッ、ジョリッ、って、聞こえるでしょう?中谷センパイのお毛々が剃られてる音だよ?どんどん剃られて、赤ちゃんオマ〇コになっちゃった中谷センパイのアソコ。私も藤崎センパイも、三井センパイも見ちゃった。ふふっ。2号も、見たい?」

「そ、それは…」
「見たいんでしょう?正直に言いな?」
「見たい、です…」
「そうなんだぁ。見たいんだぁ?」
「は、はい…」

「こっちじゃなくて、さっきの映像だったらバッチリ映ってるんだけどなぁ。中谷センパイの、赤ちゃんオマ〇コ」
畑川が、唾を飲み込む。

「そっちだったら、見れるんだけどなぁ」

畑川の耳元で、焦らすように囁き続ける新田。
ネットリと、情欲を煽るようなそれは、畑川の期待を掻き立てる。

「それともぉ…ホンモノがここに居るわけですしぃ…私が命令してあげましょうかぁ?畑川センパイのために」
「えっ…」

「私がコイツに一言命じればぁ、畑川センパイも見れますよぉ?アンタの赤ちゃんオマ〇コ、畑川センパイに見せなさいって。ねぇ、ほら、見たいんでしょう?」
「み、見たい、です、けど…」
「けどぉ?なんですかぁ?」

畑川は分かっているのだ。
新田に、その気がないことを。

さっきの映像を見せる気も、私に命じる気がないことも。
分かっていて、それでも期待してしまう。

「気持ちよくなってもいいよ、畑川センパイ?」
「えっ?」
「だからぁ、オナニー、してもいいって言ってんの」
「ほ、ホント、ですか?」
「ホントだよ。したいんでしょ、オナニー」
「そっ、それは…はい…」

「なぁに今更恥ずかしがってんの。でもさぁ、オナニーしてもいいけど、イッたらダメですよ?イクのガマンできたら、例の映像、見せてあげる気になるかも」
見せる気などないと知りつつ、かすかな可能性にすがってしまう畑川。
「わっ、分かり、ました…」

おっかなびっくり、といった様子で、右手を股間へと寄せる畑川。
「んっ…」
ゆっくりと。
しかし、次第に手の動きはスピードを増していく。

そんな畑川のすぐ後ろで、新田は私への調教を始める。

「畑川センパイ、こっち見みちゃダメですよ?見たら、例の映像、見せてあげませんよ?それどころか、キッツイおしおき、しちゃいますからね?」
「は、はいぃ…」
画面を見つめながら、畑川が返事をする。
四つんばいになりながら、右手で敏感な部分をこねくり回す畑川。

そんな彼女を満足げに見てから、ご主人様は私へと視線を移す。
正座をして、ご主人様を見上げる私。
そんな私を見下ろしながら、言い放つ。

「脱ぎな」

「は、はいぃ…」
命じられただけで、ゾクゾクしてしまう。
脳が痺れ、幸福感に包まれる。
ひれ伏す。
私を支配してくださる存在に。

ストリップ。
合同調教のときと同じように。
どうしたら、ご主人様によろこんでもらえるか。
それだけを考えながら。
身にまとったものを、勿体ぶりながら。
1枚ずつ、脱ぎ去っていく。

衣擦れの音。

「畑川センパイ、聞こえます?中谷センパイが、少しずつ薄着になっていってますよ。うわぁ、エッチな脱ぎ方。私に見せつけるように、それでいて、焦らすように脱いでいってるの」
「くっ、くぅっ…」
畑川が、切なげに呻く。
「ほらほら、イッちゃダメですよ?ガマンしてください?」
「くぅ、んっ…」

「イキそうになったら、ちゃんと言うんですよ、『イキそうです』って。そしたら、私が『止めろ』って命令してあげますからね?」
「う、うぅ…」
「で、センパイは手を止めながら、イキそうになった回数を報告するの。それが、何回目なのかを、ね。カンタンでしょう?」
「は、はいぃ…」

畑川の体が、強張る。
「あっ…イク、イキそうです…」

「止めな」

「あっ…」
リズミカルに動かしていた右手を、止め。
名残惜しそうに、股間から離す。
そして…

‎「い、いっかーい…」

数を報告する。
寸止め。
行き場を失った欲求が、畑川に襲い掛かる。

それを必死になだめるように、深呼吸する畑川。

ふーっ!
ふーっ!

決壊寸前だったダムの水位を、少しでも下げられるように。
深く、息を吐く。
しかし…

「はい。オナニー再開していいですよ」
「え、あっ、はい…」
戸惑いつつも、右手を股間へと伸ばす、畑川。
そして、動かし始める。

「中谷センパイが下着姿になっちゃいましたよ、畑川センパイ。おっぱいもお尻も、ブラとパンツが隠してるだけ。でも、この後すぐに、その下着も脱がしちゃうんですけど。そうしたら、中谷センパイはすっぽんぽんになっちゃいますね。三井センパイに剃られたアソコも、まる見えになっちゃう。でもぉ、畑川センパイには関係ないか。だって、畑川センパイは見れないんですもんね。見たいのに見れない、可哀想なセンパイ。画面の黒塗りになった部分を見て、想像力を働かせて、キモい顔しながら、オナニーするしかできないなんて」
「ううぅ…」

「あ、そうだ。今度もっとエッチな下着、つけてきなよ、1号。レースのついたフリフリのやつとか。カワイイ系とか、セクシー系とかさ。持ってないなら、私が選んであげる。畑川センパイにも選ばせてあげましょうか?中谷センパイのエッチな下着姿、想像しながら、ね。まぁ、選んだところで、センパイはその下着姿を見れないんですけど。そのかわり、私が実況してあげます。センパイが選んだ下着を着て、コイツが私を誘惑するの。それで、私が楽しんでる傍で、畑川センパイはコイツの下着姿を想像しながらオナニーするんです。今のセンパイみたいにね」

「あっ…イッイク、イキそう、です…」
「はーい、止めろー」
「は、はいっ」
手を止める。

「にっ、にかーい…」

「なぁに?想像して、コーフンしちゃったんですかぁ?それじゃ、今度はそうしよっか」

ふーっ!
ふーっ!

「中谷センパイが、私に向かってお尻をつき出してるよ。突き出しながら、お尻をフリフリ、フリフリって、左右に揺らしてるの。エッチだねぇ」

新田が実況する。
興奮を鎮めようとする畑川の邪魔をするかのように。
画面から目を離す畑川。
すかさず、新田が耳元で囁く。

「画面から目を逸らしちゃダメでしょ、畑川センパイ。ちゃんと映像、見続けてるの。分かった?」
「すっ、すみませ、ん…」

「そうそう。そうやって、アホ面しながら画面を見てるの。ミジメでマヌケで情けない、畑川センパイ専用の映像なんだから。ちゃんと堪能してくれないと。せっかく、同期の藤崎センパイが作ってくれたんですよ?分かってますか、寝取られマゾの、畑川センパイ?」
「はっ、はいぃ…」

「それじゃ、再開させてあげます。ほら、手、動かしな?」
「うう…」
「ほら、気持ちぃねぇ…負け犬オナニー、気持ちぃでしょう?」

画面には、全頭マスクを付けた半裸の女ふたり。
四つんばいの姿勢で、くつしたを巡って争っている。
そんなふたりを、イスに座りながら嘲笑う、新田と藤崎。

「ほら、畑川センパイの大好きな中谷センパイが、三井センパイと競い合ってますよ?馬術部のツートップが、あんな情けないカッコになって、お互い対抗心を剥き出しにして…必死に取り合ってるのが、後輩のくつしたなんて、ミジメで情けなくて、エッチだと思いません?」

畑川の想像を、性欲を掻き立てるかのように。
耳元で、ねちっこく囁く新田。
画面に映る、私と三井。
そのどちらの股間も、編集によって黒く塗りつぶされ、『検閲』の文字が。

「それじゃ、私は戻りますね。中谷センパイのストリップ、まだ途中だったので。私がホンモノを見て楽しんでる間、センパイはそのニセモノ…じゃなかった、専用の映像を見て、楽しんでてくださいね」

その後も、私の様子を実況し続ける新田。

私が、どんな風に新田を誘惑しているか。
どんな風に、下着を脱いでいるか。
畑川の想像を、興奮を掻き立てるように、実況する。

「い、イキそ…」
「止めなー」

「さっ…さんかぁ、い…」
「ほら、目ぇ逸らさないの。画面見なきゃ、ダメでしょう?」
「は、い…」

一糸まとわぬ姿になった私。
胸と股間を手で、隠している。
私の恥ずかしそうな表情すら、新田が言葉にしていく。

「畑川センパイも、見たいでしょ?中谷センパイの裸。だったらちゃんと、イクのガマンしましょうね。ガマン、できるでしょ?ほら、オナニー再開しましょうね、ヘンタイマゾさん?」

言われたとおり、手を動かし始める畑川。
満足げな笑みを浮かべながら、イスに座り直す新田。
視線。
私を射抜く。

「1号、手、どけな」

命令。
ご主人様に命令された。
それだけで、言いようのない悦びに包まれる。

「は、はいぃっ…」

手を横に。
気を付けの姿勢。
視線。

ご主人様に、見られている。
見ていただけている。
私の、裸。
恥ずかしさと、くすぐったさ。
体の奥底から湧き出てくる、幸福感。

「そのまま、そこでぐるっと回りな」
「はいっ」
命令。

脳から、ジワッと何かが分泌されるのを感じつつ。
なるべく、ゆっくりと。
胸、お腹、太もも、背中、わきばら、背中、お尻。
楽しんでもらえるように。
見やすいように。
私は、その場で一回転する。

「あいかわらず、スタイルいいねぇ」
「ありがとうございます」
「鍛えてるから、体は引き締まってて。それでいて、柔らかそうなお尻」

褒められた!
嬉しい!
嬉しい!

「それと、アソコの毛は…短いのがすこーし生えてきてるねぇ。剃った後って感じがして、これはこれで面白いかも。元の長さに戻るのは、どれくらいかかるかな。まあ、元に戻る前にまた剃られちゃうかもしれないけど」
「は、はい…」

「中谷センパイの赤ちゃんオマ〇コ、1年生のみんなにも見てもらおうね」
「ううぅ……」
「それとも、みんなの見てる前で剃る?あ、三井センパイに剃ってもらおっか」

部室。
1年生たちに取り囲まれた私。

目の前には、仁王立ちの三井。
シェービングクリームとカミソリを持ちながら、憎たらしい笑みを浮かべている。
『ほら、アンタの毛、剃ってあげるから、股を開きなさい、負け犬』
勝ち誇ったような、声。
湧き上がる、強烈な羞恥心と屈辱。

「そっ、それは、それだけは、止めてくださいっ…」

新田が笑う。
「そっかそっか、三井センパイに剃られるのはイヤなんだぁ。じゃあ、自分で剃らせてあげるね」
「は、あ、えと…」
1年生の前でアソコの毛を剃る、ということが、決定事項として話が進んでいく。

「みんなに、感想もらおうね。部活中あんなに厳しい中谷センパイが、後輩に命令されてアソコの毛を剃ってるなんて、ビックリするだろうね」་
「そ、それは…」
「自分にも他人にも厳しい、部のエース。おっかなくて、気軽に話しかけられない子もいるくらいなのに。憧れと尊敬と畏怖の対象。笑っちゃうよね、実際はこんなヘンタイなのにさ」

「いっ、イキますっ!」
畑川が叫ぶ。
「止めろ」
「くうっっっ!」
全身を硬直させ、絶頂寸前で踏みとどまる畑川。
「ほら、カウント!」
「よっ、よんか、いっ…」

四つんばいの姿勢で、息を荒くする畑川を見下ろし…
「その時は、畑川センパイも一緒ですからね」
語りかけられた畑川だったが、返事をする余裕がないらしい。
構わず、続ける新田。

「と言っても、剃毛の様子は見られませんけどね。1年生たちがはしゃいでるすぐそばで、畑川センパイは正座してるの」

ふーっ!
ふーっ!

「なんで私だけ見れないの?1年生たちは見てるのに。ズルい!ズルい!そう思いながら、羨ましそうに1年生たちを見てるの」

ふーっ!
ふーっ!

「畑川センパイの性癖を見抜いた1年生たちに揶揄われながら、顔を真っ赤にしながらガマンするの。

『畑川センパイも一緒に見ましょうよぉ』

『中谷センパイのツルツルのアソコ、とってもカワイイですよ?』

『恥ずかしそうな中谷センパイの顔、笑えますよ?』

『あれ、顔、真っ赤ですよ?どうしたんですかぁ、細川センパイ?』」

ふーっ!
ふーっ!

何かを振り払うかのように、畑川が頭を振る。

新田の茶番は続く。

「『中谷センパイが命令されてアソコの毛を剃ってるようにぃ、畑川センパイ

も命令されてそうしてるの?』」

ふーっ!
ふーっ!

「『黙ってちゃ、分かりませんよ?ほら、教えてください、畑川センパイがどんな人なのか』」

ふーっ!
ふーっ!

『もしかしてですけどぉ…畑川センパイって、マゾ、なんですかぁ?』」

ふーっ!
ふーっ!

「『ほら、黙ってないで、返事しなさい?マゾなんでしょ、畑川センパイ?』」

ふーっ!
ふーっ!

画面には、例の滑稽なダンスを踊り始める私の姿。

「『中谷センパイと一緒に、畑川センパイも可愛がってあげますね。いや、こんな言い方は失礼でしたね。コイツと一緒に飼ってやるから、感謝しろよ、ヘンタイマゾ』」

「くうぅ…」

「はーい、休憩終わり。オナニー再開しな」
冷たく言い放つ新田。

「1号、四つんばいになって、こっちに向けてお尻を突き出しな」
「はいっ」
「今日は趣向を変えて、鞭じゃなくて、手で叩いてあげるね」
「あ、ありがとうございます」

「畑川センパイ、よく聞いててくださいね?中谷センパイの真っ白なお尻が、私に叩かれて真っ赤に腫れていく音を」
「は、はいっ…」
「よぅし。ほら、いくぞー?」
新田が、振り上げた手を、勢いよく下ろす。

バシッ!

室内に、乾いた音が響く。
「あぅっ!」
思わず、声が漏れる。

「いっ、イキ、イキそっ…」
畑川の、余裕のない声。
「えー、もう?早くないですかぁ?」
「ご、ごめ、な、さ…」
「しょうがないなぁ。止めていいですよ」

言われると同時に、右手を股間から離す畑川。
全身に力を込め、ギリギリのところで踏みとどまる。
よほど辛いのか、呼吸のたびに体が上下している。

「さっきよりも、かなり早いんですけど。もっとガマンできないんです?」

「す、すみませ…」

「次、また早かったら止めてあげないですからね」

「そっ、そんなぁ!」

「でも、イッちゃダメですよ?」

「あ、あの、これ、ホントに苦し…生殺しで、もう、限界…」

「えぇー、もう限界なの?見たくないの、中谷センパイの裸?」

「み、見たいけど!もう、限界なの…キツいの、これ!」

イヤイヤするように、体を揺らしながら主張する畑川。

「イキたくても、イケないの、ツラいの!」

あの従順な畑川が、新田に抗議する。
まるで、駄々っ子みたいに。

「そこまで言うなら、選ばせてあげる。映像が終わるまで続けられるなら、中谷センパイの裸を見せてあげる。でも、ガマンできないならそのままイキな。もちろん、裸は見せてあげないけど」

「そ、そんなの!どっちもヤ!ヤダヤダァ!見たい見たい!」

「まったく…それじゃ、少しだけ考える時間あげるから、それまでに決めな」

バシッ!

「あうっ!」

「ふふっ。お尻叩かれるたび、お尻をフリフリしちゃって、カワイイねぇ、1号」

また褒められた!
カワイイ、だって。

「なぁに?喜んでるの?」

「は、はぁい…」

「そうなんだぁ。照れてるオマエもカワイイよ」

「う、嬉しい、ですぅ…」

「アハハ!お猿さんみたいに真っ赤なお尻にしてあげるからね、1号」

「う、嬉しい、嬉しいぃ…」

「またお尻振ってる。どんだけカワイイの、オマエは」

「う、うぅ…」
畑川が呻く。

「ん、居たの、2号。じゃあ、そろそろ休憩終わりな。ほら、どっちにするの。ガマンするの、しないの、どっち」

「ど、どっちも、ヤだって、言ってんじゃん!」

「自分で選べないの?じゃ、私が決めてあげる。続けな、オナニー。もちろんイクなよ?」

「なんで!イヤだって言ってるのにぃ!」

涙声で抗議をしながらも、右手を股間へと伸ばす畑川。

「イキたいぃ、イカせてよぉ…」

ちょっと、やりすぎかもしれない。
さすがに、畑川が少し可哀想な気がしてきた。

「そんなにイキたいなら、イケばいいじゃんか」

「ヤダぁ!イッたら、見れないもん!センパイの裸、見たいのに!そんなこと、言わないでよぉ!」
どこか呂律がおかしくなっている気がする。

新田も、畑川の様子がどこかおかしいと思ったのだろう。
少し戸惑いを見せ始めていた。
このまま続けていいのか、中断したほうがいいのか。
迷っているように見える。

起き上がり、新田の腕に触れる。
ハッとした新田が、振り返る。
私は、首を横に振った。
新田が、頷く。
そして…

「まあ、ここまでガマンできたし、いいよ、イッても」
「また、そんなこと言って!」
「違う違う!またチャンスあげるから、今回はイッていいって言ってんの」
「ほ、ホント?ホントに?イッっていいの?」
「いいよ。ほら、好きなだけイキな」

返事をする余裕もないのか。
カクカクと、首を前後に動かす畑川。

獣のような唸り声をあげ始める。
そして…

「イッ、イグッ!イグイグッ!イギますっ!」

畑川とは思えない、野太い声。
画面には、学生証を持ちながら左右にステップを踏む、私の姿。
例によって黒く塗りつぶされた股間。
その一点を凝視しながら。
獣が、咆哮を上げた。

唸り声を上げながら、全身を震わせる畑川。
何度も、何度も。
終わる気配のない痙攣を、私も新田も、ただ見つめていた。

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